1.内視鏡視鏡について
当院では上部消化管内視鏡検査(胃カメラ)・下部消化管内視鏡検査(大腸カメラ)を実施しております。
なるべく苦痛が少ないように丁寧な検査を心がけておりますが、ご希望あれば鎮静剤を使用しての検査も対応しております。
内視鏡検査(胃・大腸カメラ)に対して、ネガティブなイメージをお持ちの方も多いと思います。確かに楽な検査ではありませんが、胃がん・大腸がんは早期発見により完治することが可能な疾患です。
可能な限り苦痛の少ない内視鏡検査を提供できるよう心がけておりますし、前処置、リカバリー時は看護師も常駐しておりますので安心して検査に臨める体制を整えております。
検査は日帰りが主ですが、ポリープ摘出後に出血が心配な方は1泊経過入院も可能ですので、安心です。
※鎮静剤を使用した当日は、車、自転車の運転はできませんのでご注意ください。
2.とびいり検査について
胃カメラ検査に関しては、当日検査が可能です。食事を抜いてご来院ください。また大腸カメラの場合は基本的にはとびいり検査ができません。理由としては検査前日における下剤の服用、検査当日の腸洗浄剤の服用が必要となります。また血液をサラサラにする薬等を服用している方は、事前に休薬が必要な事もございますので、事前予約が必要となります。
3.上部消化管内視鏡(胃カメラ)
当院では嘔気等の反射軽減のため鼻から内視鏡を挿入する経鼻内視鏡検査を積極的に行っております。
過去に口からの内視鏡でつらい経験がある方にお勧めしております。もちろん診療上、経口内視鏡が必要な場合もありますので、その際には鎮静剤の使用は可能です。ご希望を受付もしくは診察室でお伝え下さい。
胃カメラでは主に食道・胃・十二指腸を観察します。炎症や潰瘍、ポリープや腫瘍の診断を行います。
必要におうじて生検といって組織を採取し病理検査を行います。
★以下のような症状があれば胃カメラを受けていただくことをお勧めします。
◆胃や心窩部の痛み ◆嘔気・嘔吐、胸やけ・胃酸の逆流するような感じ
◆食欲不振が続く ◆食後、すぐにお腹がはる
◆健診等でピロリ菌を指摘された ◆ご家族(特に両親)がピロリ菌感染であった
◆体重が減っている ◆バリウム検査で異常を指摘された
◆貧血のある方 ◆胃がんの家族歴がある
4.下部消化管内視鏡(大腸カメラ)
大腸カメラでは事前に下剤・腸管洗浄剤を用いて小腸・大腸内をきれいにした後、肛門から内視鏡を挿入し大腸と一部の小腸の観察を行います。病気を見逃さないために大腸の中をしっかり膨らませて観察します。
当院では吸収の早い炭酸ガスによる送気を行い、通常の空気に比べお腹の張りや痛みがなるべく少なくなるよう検査を行っております。また大腸カメラでも鎮静剤の使用が可能です。
また必要におうじて生検を行ったり、切除可能なポリープに関しては検査当日の内視鏡によるポリープ切除も行っております。
原則、入院による経過観察は不要ですが、ポリープを多数認める場合や大きなポリープの場合、血液をサラサラにするような薬を内服されている場合には、1泊観察入院も可能ですので、安心して検査を受けて頂くことが可能です。
無床のクリニックですと、後日入院施設のある病院で再度検査となってしまいますので、その点も当院のメリットです。
★以下のような症状はあれば大腸カメラを受けていただくことをお勧めします。
◆便秘が続いている ◆下痢が続いている ◆血便が出たことがある ◆大腸がんの家族歴がある
◆お腹が張る ◆大腸ポリープを指摘/切除されたことがある